2月8日(土)曇り

たまき:むこうに行っても元気でね。
    風邪なんかひかないでね。
 宮古:わかったわかった。
たまき:好奇心を出して聞いたこと無い動物の肉とか、
    変なもの食べないでね。
 宮古:わ、わかってるよ。

空港

たまき:忘れ物ない?
    ハンカチは?お財布は?
 宮古:大丈夫だよ。
たまき:そうだ、保険証は?
    あれがないとお医者さんにかかる時に困るよ?
 宮古:いや、あれは日本国内でしか使えないから。
たまき:そ、そうか。
    あとは、え〜〜と・・・え〜〜〜〜〜〜〜と・・・・
 宮古:もう、たまちゃん大丈夫だって。
    今回2度目だし、自分でも何度も荷物のチェックしたんだ。
    忘れ物はないよ。
たまき:うん。
    あの、・・・しっかり勉強してきてね。
    それで・・・あの・・・
 宮古:ああ、できるだけ早く帰ってくるようにする。
たまき:・・・うん!!
    待ってるからね。
 紅蘭:宮古はん、そろそろ時間やで。
 宮古:じゃあ、そろそろ行くから。
    紅蘭、今日は来てくれてありがとう。
    たまちゃんのことよろしくな。
 紅蘭:まかしとき。
たまき:宮古さん、
    いってらっしゃい。
 宮古:うん。いってきます。
 紅蘭:ほなね。



離陸する飛行機(わざわざ羽田まで行って撮ってきたよ)
          ゴォーーーーー・・・

たまき:みやこさん・・・・

そして宮古さんははるかニュージーランドに旅立って行きました。




たまき:はあ〜〜〜〜〜・・・・

ペンギンズ

えりか:・・・なんですよね〜、せんぱい。
    せんぱい?
たまき:・・・・・・・・・・・・・・・・
えりか:せんぱぁい!
たまき:・・・え?
    ああ、ごめん。・・・考え事してた。

ペンギン前・たまきとえりか・瑠璃果

えりか:どうしたんですか?
    ここに来たとたんに黙り込んじゃって。
たまき:あはは。
    なんでもないよ。
 紅蘭:おまっとぉさ〜ん。
たまき:電池売ってた?
 紅蘭:うん、これでまたデジカメでバシバシ写真撮れんで〜。
    みんなでなに見てたん?
    手始めにこの動物から・・・・・
    ・・・・・・って、ぺ、ペンギン!?
    オイ、えりか!あんたなぁ〜。
たまき:いいんだよ、紅蘭。
    大丈夫。
 紅蘭:・・・・・・そうか?    

えりか:ペンギンて、じっとしているばっかりでツマラナイですねぇ。
    ん〜、次はなに見ましょう。
    ほかのトリ見ようかな、トラかな、クマかな、キリンさんかな〜、
    でもゾウさんはもっと好きです。
瑠璃果:ちょっとえりか。
    今日は彼氏さんと離ればなれになって落ち込んじゃってる
    先輩の気晴らしになればと思ってこの動物園に来たのに、
    えりかばっかり楽しんでどうするのよ。
たまき:瑠璃果ちゃん、ありがと。
    でも、あんまり気を使わなくていいいよ。
瑠璃果:でも先輩、落ち込まれたままですし。
    やっぱりこういうえりかが好きそうな子供っぽい場所では、
    先輩の悲しみの心を癒してさしあげることなどできないのでは・・・・
えりか:そんなことないよ〜。
    動物園て楽しいところだから、きっと先輩だって元気になるーよ。
瑠璃果:えりかには聞いてないの!
    だいたいさ、そんなのはおためごかしで、
    本当はえりかが動物園に来たかっただけじゃないの?
えりか:そうだよ。あたりまえじゃん。
瑠璃果:なんですって?
えりか:動物園はえりかが来て楽しいと思う場所、元気になれる場所だから、
    元気のない先輩を連れてきたんじゃない。
    こういうとき、えりかがツマンナイと思ってるところに
    先輩を連れてきてもしょうがないでしょ?
瑠璃果:うっ・・・
    そ、そりゃそうだけど・・・
    問題は実際に先輩がここに来て楽しまれているかどうか、ということだと思う。
えりか:う〜〜〜ん。
    瑠璃果ちゃん、あんなこといってますよ!?
    そこんとこどうなんですか先輩、楽しままれてますよね!

ペンギン前で口論

たまき:もぉ、けんかはやめてよ。
    私はちゃんと楽しんでるからさぁ。
瑠璃果:そうおっしゃいますけど、
    先輩はさっきから悲しそうな顔をしてため息をつかれたり、
    さも心ここにあらずといった感じで・・・、
    私には先輩が楽しまれているようには見えません。
たまき:それは・・・・・・
 紅蘭:そりゃそうやろなぁ。
    宮古はんはペンギンの飼育の勉強のために
    ニュージーランドに行ったわけやし?
    目の前にそのペンギンがおったら、そら思い出さずにはおられんわなぁ。
    あんたらほんまに無神経やねえ。
たまき:もお、紅蘭。
 紅蘭:はっはっはっ。
    だってこいつら地雷踏みまくりなんやもん。
    いいかげん黙ってられへんわ。
瑠璃果:そうなんですか!?
    知らぬこととはいえ、す、すみませんでした!
えりか:そういえば彼氏さんて水族館の人だったっけ。
    せんぱい、ごめんね。
たまき:いいんだよ〜。
えりか:動物園じゃだめなのかなぁ。どうしようかな〜。
    そうだ!高校1年でフリーの美少年の知り合いがいるんですけど、
    その子を紹介するのと動物園とどっちがいいですか?
    ちょっとエッチなこと言ってからかうと、
    耳まで真っ赤にしちゃってかわイーですよ〜。
たまき:遠慮しておくよ。
    今はそんな気分じゃないし。
    男の子紹介してもらってもな・・・
瑠璃果:でっ、では、
    メガネの似合う女子高生などはいかがでしょうか。
たまき:・・・え?
瑠璃果:いえっ!!
    なっなっなっ・・・なんでもありません!!

たまき:・・・動物園でいいよ。
    私、こういうところけっこう好きだし。    
    ・・・じゃあペンギンはやめて、ほかの動物のトコ行こうか。
    えりかちゃんがこの動物園によく来るんなら、
    えりかちゃんに案内してもらたほうがいいね。
    瑠璃果ちゃん、それでいい?
瑠璃果:わかりました。
えりか:じゃあねぇ、トリのところをトーリ抜けて、トラを見に行きタイガー!
    なんちゃってー!
    にゃははははっ。
    超ウケる〜!

瑠璃果:先輩見てください、
    あまりの寒さにペンギンが凍えています。
たまき:さっそく珍しいもの見れたね。
 紅蘭:・・・えりかのダジャレ、たまきレベルやな。
たまき:そんなことないぞ!


猛禽類厩舎前

たまき:・・・って、本当に鳥のところを通りぬけるんだ。
えりか:ちなみにこの辺はタカとかワシとか、ハンター系の鳥の場所です。
    鳥ってみんな綺麗だけど、これ系の鳥ってその上にかっこいいですよね。
 紅蘭:せやなぁ。
    なんかこう、誇り高い生き物っぽいよなぁ。

ラプター

瑠璃果:あの鳥、目つきわるぅ〜い。
えりか:そこがかっこいいんじゃん。
 紅蘭:べつに本人は睨んでるつもりやないけど、
    そう見える顔の作りなんやなあ。
    パンダなんかは、逆にけっこう目つき悪いけど、
    あの目の周りのたれ目模様でそうは見えないんよね。
えりか:先輩、この先がトラやライオンがいる場所です。
    あの子達って間近で見るとけっこう大きくて怖くてドキドキですよ。



えりか:ここがトラの厩舎で〜す。
 紅蘭:え〜と、なになに?
    このトラ、名前がトオルっちゅうんやな。
たまき:檻じゃなくてガラス張りなんだ。
    たしかに、この方が安心して近くで見れるね。
    ほんとうだ、体おっきいね〜。

トラのトオル君

瑠璃果:すっごいツメと牙。
    ・・・ガリガリッて何か食べてる。
    骨かな?
えりか:あれは牛の骨なんだよ。
    朝イチで飼育係の人がここに、牛を一頭鎖でつなぐの。
    それがお昼前にはほら、もう骨1本に・・・・・
瑠璃果:うそっ!

 紅蘭:・・・・・・・・・オイ
えりか:きゃははは。んなわけないじゃ〜ん。
    瑠璃果ちゃんおもしろ〜い!
瑠璃果:え?嘘なの?
    えりかひど〜い!
えりか:ダマサレる瑠璃果君が勉強不足なのだよ。
    いくらトラが大きいったってさ、牛よりは小さいんだから
    まるまる1頭食べきれるわけないし、
    だいたい骨まで食べるわけないじゃ〜ん。
    テレビで「野生の王国」や「すばらしき世界旅行」を毎週見て勉強しなきゃ。
 紅蘭:・・・両方ともだいぶ昔に終わってるんですけど。

トラ

たまき:それにしても、トラの毛皮って綺麗なもようだよね〜。
    何であんな柄になるのか不思議。
 紅蘭:ネコ科の生き物の毛皮は、おもろいのん多いよな。

えりか:次はサル見ましょう、サル!
    おサルって動きが面白いから、見ていて飽きませんよ。
    きっと楽しい気持ちになれると思うのです。
瑠璃果:サルは私も好き。
    一緒に遊んでたりノミとってたりして、人間みたいでかわいいよね。
たまき:でもさぁ、このあいだ長野で女の人ばかり襲う猿がいたじゃん。
    ああいうのは怖いよね。
瑠璃果:動物って小さくても意外と力あったりしますしね。
えりか:そうだよね。野良猫でもなめてかかるとすごい引っ掻かれるしね。
    でも動物園なら檻の中にいるから、そんなこと気にしないで、
    猿でも熊でも象でも、かわいーねって眺めていればいいんだよ。

    
えりか:ここがサル山。
    標高20m。
 紅蘭:サル?
    どこや?
えりか:静止画だとわかりにくいのですが・・・

猿を直接指さすえりか

えりか:ここです。
 紅蘭:なるほど。
たまき:直接指ささないように。
瑠璃果:木の枝の先に掴まって、揺らして遊んでるんだ。
    あんなことして落ちないのかなぁ。
    あの高さから落ちたら、ただじゃすまないだろうに。
えりか:落ちればね。
    でも落ちないよ。
    よくいうでしょ?「サルも木から落ちる」って。
瑠璃果:やっぱり落ちるんじゃない!
えりか:逆だよ。
    サルはめったなことでは木から落ちないから、
    こういうことわざができるんだもん。
瑠璃果:・・・うっ!
    そ、そりゃそうだけど・・・
 紅蘭:これはえりかの勝ちやな。
たまき:う〜ん。
    なんだか今日のえりかちゃんはすごいねぇ。
えりか:ほっほっほ。
    えりかの実力はざっとこんなもんですよ。
    ・・・にゃんちゃって〜、
    ほんとのこと言うと、これパパの受け売りなんです。
瑠璃果:パパ?
えりか:えりかのパパは、むかしよく動物園につれてきてくれて、
    いろんなお話を聞かせてくれたんです。
たまき:そういえば、えりかちゃんはパパ大好きっ子だったもんね。
瑠璃果:いいなぁ、わたしのお父さんはあまり遊んでくれなかったから。
    ちょっとうらやましい。
えりか:にへ〜。


左舷にフラミンゴの大群

 紅蘭:手の空いているものは左舷を見ろ!
瑠璃果:フラミンゴだ。
    きれ〜い。
    ・・・って、左舷?
たまき:携帯のカメラで撮っておこうっと。
 紅蘭:うむ、許可するぞ。
瑠璃果:きれいなピンク色ですね。
    ばぁって、一斉に飛び立ったら壮観でしょうね。
えりか:そうだね。
瑠璃果:なんだか・・・
    こんな狭い檻に入れておくのって可哀相みたい。
    さっきの目つきの悪い鳥もそう。ライオンやトラだって、
    本当はもっと広大なアフリカの大地を駆け回りたいんじゃないなかぁ。
えりか:・・・トラはアジアの動物です。
瑠璃果:そうなの?
えりか:それに動物園は・・・へ!!??

    (スタタタタタ・・・)

なぞのオジサン

瑠璃果:きゃっ!?

謎の男:いやお嬢さん、あなたはタダシイ!
    動物を檻に閉じ込めるなぞ残酷!
    動物は自然に帰すべきです!
    帰さなければならない!
    そうするのが動物のためなのである!
    我々はそのために・・・・
瑠璃果:は?
謎の男:あ、ワタクシ急いでいますので、これで失敬!
    (スタタタタタ・・・)
たまき:・・・・お知り合い?
瑠璃果:(ふるふる)
えりか:なに、あのオジサンいきなり話し掛けてきて〜、キモイ〜。
    自然に帰すのが動物のためったって、
    他の動物に襲われる心配も、
    食べ物がなくて飢える心配もない動物園で暮らせるのも
    そう悪いことじゃないと思うけどなぁ。
    そもそも動物園で生まれて外を知らない動物だってけっこういるわけだし。
    数が少なくなっちゃった希少動物を動物園で繁殖させて、
    自然に帰したりしてるし。
瑠璃果:そうかもしれないけど・・・
えりか:野生の動物よりも、動物園の動物のほうがずっと寿命が長いんだよ。
    それって、一種の「幸せな状態」にいるからじゃないかな。
瑠璃果:・・・う〜ん。
    えりかのいうことも一理あるけど。
 紅蘭:それもお父さんの受け売り?
えりか:まあねっ!
    はっはっはっ!
    本気でえりかが受け売れば、ざっとこんなもんですよ!!
たまき:なんだかよくわからないことで威張ってる。
えりか:ちなみにこの動物園ではハイイロペリカンは放し飼いなのです。
    よく隣の池まで勝手に飛んでいって遊んでますけど、
    ちゃ〜んと帰ってくるのですよ。
瑠璃果:そうなんだぁ。
えりか:はぁ。のどかわいちゃった。
    何かあったかいモノ飲みたいな。
    自動販売機そのあたりにあったような・・・・
    みんなも何か飲むよね。
たまき:なんなら私が買ってこよ・・・
えりか:おっとダメデース!
    先輩ここで待ってる。
    えりか買ってくる。
たまき:・・・そう?
    じゃあえりかちゃんが戻ってきたら、
    ここのベンチでお弁当にしようね。
えりか:は〜い!
    ほんじゃあひとっ走り行ってきます。
    (シュタタタタタタタ・・・)
 紅蘭:・・・とか言うて、
    ついほかの動物見に行って戻ってこなかったりして。
瑠璃果:うふふふふ

一休み

たまき:さて、じゃあ私たちはお弁当の用意をしようか。
 紅蘭:これウチの分、これあんたな。
    もう一個はえりかの?
たまき:うん。たのまれちゃった。
    瑠璃果ちゃんは自分の分作ってきたんだよね。
瑠璃果:そうなんですけど・・・、あの先輩、
    私のお弁当と先輩のお弁当、交換しませんか?
    実は、ぜひ先輩に食べていただこうと思って、
    今朝がんばって作ってきたんです。
たまき:へえ〜、瑠璃果ちゃんが作ったの?
    いいよお。
    じゃあ取り替えっこしようか。
瑠璃果:やった!
    ・・・・でも
    なんだか恥ずかしぃ。
    あの、食べたら感想聞かせてくださいね。
    食べてみておいしかったか、とか、どんな気分か、とか。
たまき:ん〜、私はお料理に関してはちょっと厳しいよ?
瑠璃果:かまいません。
    ああ〜、どうなるかな&ドッキリワクワクな気分です〜。
たまき:それはどんな気分なの(笑)
    ・・・・・・って、
    ん?
   (キョロキョロ)
瑠璃果:?
    どうしました?
たまき:今、遠くでえりかちゃんの声・・・・
    「ぴゃーっ」って悲鳴みたいな声が聞こえたような気がして・・・
 紅蘭:ほんま?
瑠璃果:悲鳴、ですか?
たまき:う〜ん・・・・
    気になるなぁ。
    あっちのほうだから、ちょっと行って見てくる。
瑠璃果:私も行きます。
 紅蘭:うちも行く〜。



たまき:えりかちゃ〜ん!
    えりかちゃんどこ〜!?
 紅蘭:いてへんなぁ。
瑠璃果:えりかぁ〜!
    えりっ・・・
きゃあっ!

道ふさぐバイソン(バファローじゃありません)

瑠璃果:先輩、あれ!
たまき:うわっ!
    なに?牛?バッファロー?
    ペリカンと一緒でコレも放し飼い?
瑠璃果:・・・ふれあい動物園、とか?
 紅蘭:まさか。
    ・・・ヤギやウサギじゃあるまいし、それはないやろ。
    今は寝てておとなしいけど、走ってきたら人とか跳ね飛ばされそうやで。
たまき:じゃあいったい・・・
 紅蘭:たまき、こっち見てみい。

くつろぐコビトカバ

たまき:あ、なんか癒し系。
 紅蘭:こらカバやな。
    なんで?
瑠璃果:もしかして、
    動物達が勝手に檻から抜け出てるんじゃないですか?
たまき:そんな・・・・

 放送:ピンポンパンポ〜ン
    お客様にお知らせいたします。
    ただいま園内で非常事態が発生したしました。
    係員の指示に従って、すみやかに出口に向かってください。
    繰り返します・・・
    (ウキャッ!ウキャキャ!)
    うわっ!サルが!サルがはいってき(ブツッ)

たまき:・・・どうやら瑠璃果ちゃんの言うとおりっぽいね。
    動物が逃げ出してるんだ。
瑠璃果:他のお客さんたち、みんな逃げてますよ。
    先輩、私たちも早くここから外にでましょう。
たまき:でもえりかちゃんが・・・・
 紅蘭:携帯電話で連絡つかへんの?
瑠璃果:あの子の荷物はここにあります。
    携帯もこの中です。
たまき:そうか・・・。

 紅蘭:うおっ!

サイの行列

 紅蘭:サイまで檻から出てきてるわ。
瑠璃果:優しそうな目はしてるけど、
    やっぱり大きいし、間近に迫ってこられるとちょっと怖いですね。
 紅蘭:まっすぐこっちに来るわ。はよ逃げよう。
たまき:お嬢さん♪お逃げなサイ♪
瑠璃果:・・・・・・・・・・・・・・
 紅蘭:・・・えりかのほうが多少レベル高いかも。
たまき:あれ?


 紅蘭:と、とにかくえりかを早く探さな。
    んでもここ広いからなぁ・・・
たまき:二手に別れよう。
瑠璃果:じゃ、じゃあ私は先輩と一緒ですねっ!ねっ!?
たまき:はいはい。
 紅蘭:・・・ほなウチ、あっち探してくる
    見つかったら携帯で連絡するな〜。
たまき:うん。

たまき:私達はあっちにいてみよう。
    ちょっと高台だから、えりかちゃんがいれば見えるかも。
瑠璃果:はい!
    さすが先輩です。
    たしかにあそこなら周囲が見渡せそうですね。



たまき:ここを登ればすぐだよ。
    急いで。
瑠璃果:しぇ、先輩っ!ダメ!
    待ってください!
たまき:なによう。
    急に引っ張って・・・・・

ガクブル

瑠璃果:ガクガクブルブル
たまき:うわっ!(笑)
瑠璃果:せんぱい、まえ!まえぇ!
たまき:まえって・・・・?



瑠璃果ちゃんの見たものとは!?
後半に続く!



   
 



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