7月24日(月)快晴

今日は二人で歩いて町に行きました。
紅蘭は昨日見たビデオを返しに。
私は晩のおかずの買い出しに。
ビデオを返し、買い物を済ませたあとで、
紅蘭は急に電気屋さんに行こうと言い出しました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 紅蘭:・・・・・・電気屋さんちゃうって。
    家庭電化製品屋さんやって。
たまき:わかってるけど、普通そういうでしょ〜?
    で、なに見てるのさ。
    ・・・・・・掃除機?

家庭電化製品屋さんにて

たまき:あっ、わかった!
    紅蘭、私に掃除機を買ってくれるんでしょ〜。
    イェ〜、ラッキ〜♪\(⌒▽⌒)/
    ありがとー、こうら〜ん!!

    ・・・・・・なぁ〜んちゃって。
    んなわけないか。
    どうしたの?
 紅蘭:いや、ほんまにあんたに買うたろうと思って。
    ・・・どれがええんかなぁ。
    いま使うてるの、もうだいぶガタきてるやん。
    コードは巻き取れへんし、吸い込み弱いし。
    そのわりに音デカイし。
たまき:そうなんだけど・・・・・。
    でも、いいの?
    ・・・ホントにいいの?
 
紅蘭:ええよ。
    買うたるから好きなん選んで。

たまき:うわぁ〜〜ん、じゃあねぇ、じゃあねぇ、
    え〜っと、ん〜〜と・・・・・・
    へぇ〜〜。いまの掃除機って、いろんな機能がついてるんだね。
    あ、これなんか良さそう。
 紅蘭:ふんふん。
たまき:・・・・・・でも高いやこれ。
    ほかのにしよう。
    ちょっと機能がつくと値段が倍くらいになるんだもんなぁ。
 紅蘭:いや、これくらいやったらええよ。
    この掃除機でええのん?

たまき:だって3万円もするんだよ?
    なんでそんな・・・・・・・。
    ・・・・・・・・・わかった!
    紅蘭、私に気があるんでしょー!?
    キャーーーーーーーーーー!\(>▽<)/
    私たち両思いだ〜!(笑)
 紅蘭:・・・ウチ、そういう冗談キライやって。
たまき:だって、どういう風の吹き回しさ。
    実はなにか企んでるんじゃないの?
 紅蘭:あのなぁ・・・
たまき:ほら、
    そうじきに言ってごらん?
    なんちゃって〜!
 紅蘭:・・・・・・気が変った。
    やっぱ帰ろ。
たまき:あ、うそ、ごめん。
    ちょっと待ってよう。
    嬉しくってちょっと浮かれちゃったんだよう。
    だから、つい・・・・・・。
    ちなみにいまのは、”正直”と”掃除機”を掛けた・・・・・・
 紅蘭:解説せんでええって。
たまき:・・・はぁい。
 紅蘭:いやな、ホンマのところ、いま使うてる掃除機って、
    音がむっちゃウルサイやん。
    仕事ない日はゆっくり寝ていたいし、そのためやったら、
    ちょっとくらい高くても、静音設計の新しい掃除機買おうかなって。
    そういう狙いはあるんやけど。
たまき:なるほどね。
    でも、どれ買ったって今のよりはよほど静かだよ。
    何も私が選ばなくても・・・・・・
 紅蘭:使うのはアンタやし、それに日ごろ家事やってもらってる感謝の気持ちも
    多少はこめて、好きなのを選んでもらって
    ・・・・・・やなぁ。
たまき:もう、照れちゃってぇ〜。
    紅蘭たら、かわいい。
 紅蘭:アホ。
たまき:じゃあちょい高いけどこっちにしよう。
    この中じゃあ一番静かみたいだし。
    ・・・・・・スイッチ入るかな。
    えい。
(プチッ)
    (スコォォォォォォォォォォォォォ・・・・・)
    ・・・え?これ掃除機の音?
    こんなに静かなの?
 紅蘭:ドライヤーの音みたいやんなぁ。
たまき:へぇぇぇ〜、すっごいね。
    かがくのしんぽを目の当たりにしたよ。
    この掃除機いいね。
 紅蘭:ウチもこれがええわ。
    これやったら、眠りを妨げられる心配もないし。
    ほな、店のひと呼びにいこう。
たまき:うん。
    カウンターはあっちだね。
たまき:
 紅蘭:
めびな:
あの、すいませ・・・・・

ヒナちゃん登場(ゲスト)

たまき:あ、ごめんなさい。
    どうぞ。
めびな:いえ、お先にどうぞ・・・
たまき:でも・・・・・・・
めびな:いえいえ。
 紅蘭:ほな、お言葉に甘えてっ!
    にいさん、うちらあの掃除機ほしいねんけど。
たまき:・・・・・・こうらん。
 店員:かしこまりました。
    少々お待ちください。

たまき:すいませんね。
めびな:いえ、あたし別に急いでないし。
たまき:・・・あれ?
    確か・・・・前にどこかでお会いしたような・・・。
めびな:そうですか?
    ・・・・・・あっ。
 紅蘭:なんや、二人とお知り合いなん?
たまき:どこかで、・・・会ってますよね。
めびな:さ、さあねぇ。人違いじゃないかなぁ。
    あたしはあなたのこと覚えてないから・・・。
たまき:私の勘違いか。
    ごめんなさい、かさねがさね。
めびな:いいえ。
 紅蘭:なんや、キーボードだけ買わはるん?
めびな:・・・そうなの。
    この間、キーボードのわきに缶ビールを置いて、
    飲みながら文章書いてたら、缶に手がぶつかって、
    ビールをたっぷりとキーボードにかけちゃってね、
    急いで拭いたんだけどそれきり、ウンともスンとも言わなくなったの。
 紅蘭:全部のキーが駄目になったん?
めびな:ポインティングデバイスもついてたんだけど、それも駄目。
 紅蘭:それは災難やったなぁ。
めびな:んでおととい、ここで純正のキーボードを注文して、
    入荷に2週間かかるっていわれてるのね。
    キーボードがないおかげでホームページの更新もできないし、
    やっぱりそんなに待てないから、
    純正じゃないけどもう買っちゃおうと思って。
 紅蘭:ページ持ってはるんか。
めびな:うん。(来ってね〜\(⌒▽⌒)/)
    ところであのさ、わかるかなぁ。
    今、店員さんに聞こうとおもってた事なんだけど。
    キーボードって、繋げばすぐに使えるの?
    純正でなくても、ドライバとかいらないよね?
 紅蘭:はぁ?
めびな:だってドライバをインストールするときにキーボードから
    入力する個所があったら、それ以上何もできないじゃない。
    ・・・箱に書いてあるこの112とかって数字も気になるし。
    繋げない種類があるのかなぁ。
 紅蘭:それやったら大丈夫やで。
    マウスと一緒で挿せばすぐ使えるわ。
    112とか109ってのは大抵はキーの数を表してんねん。
    今使うてるウインドウズやIEのバージョンによって、
    使われへん特別なキーもあるかもしれんけど、
    でもそれは、いままでなかったキーやから基本的に問題はないはずや。
めびな:そっかぁ。
たまき:(話に入れない・・・・・・。サミシー)

 店員:掃除機のお客様、お待たせしました。
    商品はお持ち帰りになりますか?
たまき:どうする?
 紅蘭:2人で持てないほど重くないやろ。
    配送頼むのも面倒やし。
    持ち帰ります。

 店員:はい。ではお支払いはこちらで・・・・・・


 店員:ありがとうございました。
 紅蘭:どうも〜。
    ねえさんも、ほなな〜。
めびな:バイバイ。
 紅蘭:たまき、そっち持って。
たまき:うん。
 紅蘭:ほないくで、せーのっ・・・
たまき:えいっ!
    ・・・・・・これくらいならそれほど重くないね。
 紅蘭:せやな。
    ここからやと、家まで30分くらいかかるか?
たまき:頑張ろうね。
          ・
          ・
          ・
最初は軽く感じたけれど

たまき:ふう、ふう、ふう・・・
 紅蘭:はううう〜〜はううう〜〜
たまき:紅蘭、大丈夫?
 紅蘭:最初はたいしたことないと思ってたんやけど、
    歩いているうちに段々重く感じてきたなぁ〜。
たまき:それは・・・私も思ってた。
    けっこうきついね。
 紅蘭:取っ手が指に食い込んで痛い。
たまき:指イタイし、腕抜けそう〜・・・
    うう〜〜・・・
 紅蘭:前の素体やったら、腕、スポッと抜けてたかもな。
たまき:・・・・・・う・・・うぅ〜〜?
 紅蘭:ああ〜〜〜!もうアカ〜ン。
    休憩、休憩。
    一旦降ろそう。
    指痛うてかなわんわ。
たまき:おっけー。(ドサッ)
 紅蘭:いだだだだ。
    右手だけ指が伸びてんのとちゃうか。
たまき:うぇ〜ん。指が痛い〜。
    なんかほら、手がこの形で固まっちゃったみたい。
 紅蘭:台車みたいなのがあればもっと楽になぁ・・・・・・。
    そうや、
    掃除機にはタイヤがついてるやろ。
    掃除機を箱から出して、コロコロ転がしてったら楽やんか。
たまき:恥ずかしいからヤダよ、そんなの。
 紅蘭:そうか〜?
たまき:なんかこう、柔らかいものを挟んで、取っ手を持てばいいんだよね。
    こういう日に限ってミニタオル持ってきてないんだなぁ。
    ハンカチならあるけど。
    これたたんで使う?
 紅蘭:だって、ウチだけ使うわけには・・・
    せや、
    ・・・あれ、使われへんかな。
たまき:あれって?
 紅蘭:アンタのブラ、パット入ってるやん。
    あれを出して使えばええんとちゃう?
    ちょうど2個あるし、やわらかいし・・・・・・
たまき:・・・・・・はぁ?
 紅蘭:アカン?
たまき:な・・・・・・なに言ってるの、
    私、パット入りブラなんて使ってないよ?
 紅蘭:せやった?
    まあええか。
    ほな、どうしようかなぁ・・・・・・
たまき:ちょっと待って!
 紅蘭:なんや、そんな怖い顔して。
たまき:わわ、私が胸にパット入れてないって、
    今はっきり訂正して!!
    このままじゃ、みんなが誤解するでしょ?
 紅蘭:・・・みんなって誰やねん。
たまき:いいから!
 紅蘭:はいはい。
    寺月たまきは、パット入りブラは使うてません。
たまき:そうそう。
 紅蘭:・・・寄せて上げてはいますけど。
たまき:そっ、
    それはテクだからいいの!(笑)
 紅蘭:寄せて、上げる・・・
    そうか!
    たまき、ええ箱の持ち方を思いついた。
    一人が箱を背負って、もう一人がそれを後ろで支えるんや。
たまき:怪我人の搬送でそういうやりかた習ったことあるよ。
    それなら手も痛くないし、いいんじゃないかな。
    でも、・・・寄せ上げと、どう関係があるの?
 紅蘭:前の人が背中に寄せて、後ろの人が上げる、
    というところから連想してん。
たまき:・・・・・・強引すぎるんじゃない?
 紅蘭:ウチもそう思う。
    で、前と後ろ、どっちがきついかな。
たまき:そりゃ前でしょ。
 紅蘭:よし、
    どっちに配属か、じゃんけんで決めよう。
    負けたら前。勝ったら後ろ。
たまき:いいよ。
    さいしょはぐー!
 紅蘭:ジャンケン、ポイ!



たまき:だいぶ家の近くまで来たね〜。
 紅蘭:あと10分ちょっとやなぁ。
    

おんぶ掃除機

たまき:暑いよ〜。
    なんで今日ってこんなに暑いの?
    暑いの好きな私も、さすがにへろへろだよ〜。
 紅蘭:たまき、またちょっと休憩しよう。
たまき:望むところですう〜。
    箱を降ろすから支えててね。
 紅蘭:はいよ〜。
    よ〜いしょ。
(ドサ)
たまき:はぁ〜〜、こんどは背中痛いよう。
 紅蘭:あんたの背中、すごい汗やなぁ。
たまき:箱が密着してたから・・・。
    うう〜キモチワルイ〜〜。
 紅蘭:もー、ダンボールがふやけてもうたやないか。
    どないしてくれんねん。
たまき:・・・も、もしもし〜?(←力ないツッコミ)
 紅蘭:飲み物買ってくるわ。
    待ってて。
たまき:うん。

 紅蘭:ハイ。
    よう冷えてんで。
たまき:あ、ビールなんか買ってきちゃって。
    まだ昼間なのに〜。
 紅蘭:夜でなくても別にええやん。
    人もおらんし。
たまき:まーね。

炎天下ビール♪

 紅蘭:最近飲むようになったんやろ?
たまき:えへへ。けっこうおいしーよね。
    前は苦いだけでキライだったんだけど、
    宮古さんと一緒に飲んでるうちに好きになっちゃった。
 紅蘭:ほら、ぬくまってまうで。
    早よう飲み。
    (プシッ)
たまき:うん。
    (プシ)
    いただきまーす。
 紅蘭:んぐ、んぐ、んぐ・・・プハ〜〜。(≧▽≦)
    
かぁ〜〜、んまいわぁ〜〜。
たまき:・・・やだ紅蘭、おじさんみたいだよ。
 紅蘭:なに言うてんねん。
    おっさんのビールの飲み方はなぁ、
    いちばん美味いビールの飲みかたなんやで。
    たまきもやってみ。
たまき:”ぷはぁ”って?
 紅蘭:”かー、うまい”も。
たまき:・・・・・・んぐんぐんぐ・・・ぷ〜はあ〜。
    かぁ〜・・・・・・・・・
 紅蘭:・・・”うまい”
たまき:う〜まい〜・・・
 紅蘭:なめとんのか。(笑)
たまき:だって恥ずかしいも〜ん。
    でも、ホントに美味しい〜。(ごくごく)
    ビールって、飲むときで味が違って感じるね。
    太陽の下で飲むビールもなかなか。
 紅蘭:たまらんよなぁ♪(ごくごく)
たまき:でもさあ、昼間からこんなところでビール飲むのって、
    なんだかイケナイことしているみたいな気がしない?
 紅蘭:そんな、未成年みたいなこと・・・
 リコ:コラ〜〜〜〜ッ!!
たまき:キャーーー!
    ごめんなさい、ごめんなさい!!

 リコ:あはははは、びっくりした?
    まったく、こんな時間からなにやってんだか。
たまき:リ、リコさん!?(ドキドキ)
    いつからそこにいたんですか?
 リコ:さっきから、そこのヘイの下にいたんだよ。
    迷子の猫探しの仕事で、あとこち潜り込んでたわけ。

リコさん@ペット探偵

 紅蘭:たまき・・・?
たまき:ああ、あのね、この人は出雲崎リコさんっていって、
    ほらこのあいだ話したでしょ?千里眼のニコさんのこと。
    リコさんは、ニコさんの妹さん。
 紅蘭:ああ。・・・あの。
    はじめまして。
    ウチは李紅蘭です。
たまき:私のツレなんですよ〜。
 紅蘭:ツレって・・・。
 リコ:出雲崎です。よろしくね。
    たまきちゃん、売人のカレシ元気?
たまき:元気にクスリ詰めてますよ。
 リコ:ところで二人とも、このチラシの猫を見たことない?
たまき:・・・グレーのトラ縞?
 紅蘭:目つきの悪いネコやね。
    いや、見覚えないなぁ。
たまき:わたしも見たことないですね〜。
    っていうか、ここしばらく猫の姿を見かけませんし。
 リコ:ここんところ暑いから、
    昼は人目につかない日陰で寝てるんだよ。
たまき:そっかぁ。
 紅蘭:この暑い中、そういうところを片っ端から探すんか。
    ペット探しも大変なんやね。
 リコ:まあね〜。
たまき:でも、ニコさんは飼い主の人を通じて、
    猫の見ている風景を見れるでしょう。
    その風景をもとに猫を探すって、このあいだ聞いたような・・・。
 リコ:そのとおり。
    探している猫の視覚に入るの。
    猫の見ている風景をもとにして捜索すれば、割と簡単に見つかるんだよね。
    猫って意外と家の近所で迷子になってることが多いから、
    飼い主さんに聞けばそこがどこか大抵わかるんだよ。

    ただその猫が寝ていると、お姉ちゃんにはなんにも見えないんだ。
    ちょっと目を覚ましてあたりをキョロキョロしてくれれば、
    そいつがどこで寝ているのかわかるんだけどねぇ。
    んで、今がその状態でさ、ほとんど手がかりナシ。


    昨日までの透視で、この近辺にいることは間違いないんだけど。
    今のところ猫ちゃんのお目覚め待ちで、
    そのあいだは通常の方法で猫を探してるわけ。
    ・・・さて、そろそろ行かなきゃ。
    この猫をみかけたら、うちまで電話ちょうだいね。
たまき:ハァ〜イ。
 リコ:よろしくね〜。

たまき:そろそろ、私達も行こっか〜。
 紅蘭:せやね。
    あ〜、ビール美味しかった。
    カンカンはここに入れてな。
    うちで捨てよう。
たまき:うん。(カラン)
    じゃあ紅蘭、またそっち持ってね。
    ・・・おおっ??
 紅蘭:なんや?
たまき:いま地面が揺れなかった?
 紅蘭:いや、ウチは感じへんかったけど。
たまき:そ〜う?
    ま、いいや。
    行くよ。いっせーのーで、
 紅蘭:よいしょ!
たまき:よいしょ〜っ。
    ・・・っおっとっとっと〜〜
    やばいやばい。
 紅蘭:たまき?
    ちょっとあんた、・・・だいじょうぶなん?
    ビールが足に来てるんんとちゃう?
たまき:んなにが?
    早く行こうよ〜。
 紅蘭:・・・そっち行ったら海やで。
たまき:あっ、ホントだ。
    じゃあ、えっと〜、こっちだ?
 紅蘭:来た道を戻ってどうすんねん。
たまき:じょうだんだよう。
    えへへ。まるで酔っ払いみたいでしょ〜〜。
 紅蘭:酔ってる酔ってる。
    あいや〜、すきっ腹に500mlは多かったかなぁ。
    なぁたまき、ウチが前を持つわ。
    いっぺん箱降ろそう。
たまき:だーめ。
    私がジャンケンで負けたから、私が前なの!
 紅蘭:だってあんたに任せといたら、どこに連れて行かれるか。
    気がついたら雷王星絶対防衛線付近やったりして。
たまき:・・・たまきが前を持つの。
    だって、紅蘭がこれ買ってくれて、とっても嬉しかったんだもん。
    ・・・本当はね、前から新しい掃除機欲しくてさ。
    だから・・・、たまきにできるのってこれくらいだから・・・。
 紅蘭:・・・・・・たまき。
たまき:さ、行こうか。
 紅蘭:そっちは海やって!!
たまき:あらいけない。
    アハハハハ。
    じゃあこっち?
 紅蘭:そっちは電気屋に行く道やっちゅうねん!
たまき:電気屋さんじゃなくて家庭電化製品屋さんでしょ。
 紅蘭:せやかて普通は・・・ああ〜〜もう!
    タチ悪いなぁ。
たまき:ふざけてないで早く帰ろうよ。
 紅蘭:ふざけてんのは・・・・・・
    いや、・・・ええ。
    そのまま真っ直ぐ進んで。
たまき:はぁい。


 紅蘭:・・・家まであと5分やってのになぁ。
    こんなに酒に弱かったとは・・・。

酔うと眠くなるタイプ

 紅蘭:酔うとこうなるわけやね。
たまき:んにゃ〜〜〜・・・んん・・・・・・
 紅蘭:おいて行くわけにもいかんしなぁ。
    早くクーラーの効いたうちに戻りたいわぁ。
たまき:フニュ〜〜〜・・・・・・
    こうら〜ん、たまき、いますっごい気持ちいいよぅ〜
 紅蘭:よしよし。
たまき:ねぇ、
    ビールもう一本買ってぇ〜。
 紅蘭:・・・アホ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あ〜気持ちよかった。・・・じゃなくって、
あうう、みっともないですよね。
いつもは酔ってもこんなにまでなることはないんですけど。
紅蘭の借りたビデオを見て、ちょっと夜更かししたからかなあ。
まあ何はともあれ無事に家につくことができました。(・・・所用時間1時間)
着いてから思ったんですが、考えてみたら、まずわたしだけ走って家に帰って、
ベスパに乗って電気屋さんに戻って、ベスパに掃除機を積んで帰ってくれば、
もっと楽だったんですよね〜・・・。

それでは、おやすみなさ〜い。



   
 



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