4月1日(木)晴れ ニュースやドラマなど、テレビの中だけで起ると思っていた大事件が 突然身の回りで起こったとき、 私たちはただ、うろたえる事しかできないのでしょうか。 これは、わたしと紅蘭が巻き込まれた、悪夢のように恐ろしい事件の記録です。 ・・・なんちて。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 紅蘭:なぁ〜、たまき。気色悪い手紙が来てるで〜。 なんやろな。 たまき:気色悪いって・・・。やだなぁ、なぁに? 今お昼ごはん作っているから、忙しいんだけどぉ・・・。 紅蘭:差出人のとこに、なんにも書いてないんや。 宛名は、うちとあんたやけど。 たまき:どれどれ? ・・・ああ、ホントだ。「李紅蘭様・寺月環様」って書いてあるね。 とにかく開けてみたら?変なのだったら捨てちゃえばいいじゃん。 紅蘭:せやな。・・・ほな開けるで。(ビリ・・・ビリビリ) たまき:ちょっとそこのボウル取って。・・・・・・ああ、ありがと。 きょうはツナサラダとパスタだよ〜。 紅蘭:封筒の中身、こんなんやったで。 たまき:グリーティングカード?・・・かな? ふんふん。 「来週4月9日の午前0時。 李紅蘭殿のコレクションの逸品を戴きに参上いたします。早々。 1999/4/1 怪盗X」 ・・・だってさ。 紅蘭:なんやこれ。・・・もしかして犯罪の予告状? ・・・そうか、それで差出人のところに何も書いてないんや。 「困りますからやめて下さい」って、返事を書けんようにする為やな。(笑) なかなかやるな、・・・怪盗Xめ。 たまき:ところで、紅蘭。新しいオリーブオイルを買ってきたんだけどさ、 茹で上がったパスタにこのオリーブオイルをかけるとさ、 すっごくいい香りなの〜♪(笑) ほらほらっ。(ほわわぁ〜ん) 紅蘭:へぇ〜、ホンマやなぁ。こんなにフルーティーな香りがするんや。 オイルだけやったら、何にも匂わんのになぁ。(ほわわぁ〜ん) ・・・って、たまきぃ〜。 怪盗Xとかいう奴から犯罪の予告状が来てんねんで。 もうちょっとリアクションがあっても、ええんとちゃうの? たまき:だってきょうは4月1日だよ。そんなのはイタズラに決まってるさ〜。 今時エイプリールフールなんて流行らないけど、やる人いるんだね。 ・・・わたしと紅蘭の連名で届いているけど、 私達の知り合いには、こんなことやりそうな人はいないよねぇ。 う〜ん、「怪盗X」のサイン以外はワープロ文字だから、 筆跡じゃあ、ちょっとわからないか・・・。 ダレかな〜。知らない人かな。 紅蘭:そうかなぁ。これ、イタズラかなぁ。 たまき:イタズラだってば〜。だいたい怪盗なんているわけないじゃん。 本当にいるとしても、 「怪盗X」なんてゾンザイな名前を付けるわけないしさ〜。(笑) 電話:(ジリリリリン、ジリリリリン・・・) たまき:そんなカードはほっといて、パスタが冷める前に食べちゃおう。 (ジリリリリン・・・カチャ) はいもしもし〜、寺月と李です。 怪盗X:・・・・予告状ハ本物ダ。警察ニ知ラセタケレバ知ラセルガイイ。 モットモ、奴ラニコノ怪盗Xガ捕マエラレルトハ思エンガナ。 フッフッフ・・・。ハーッハッハッハ。(プッ、プー、プー・・・) たまき:・・・・・・・・・。(カチャリ) 紅蘭:誰やった? たまき:イタズラ電話だよ。(笑) 全く、なにが楽しいんだか・・・。 ささ、ごはんごはん♪ パスタにスープをかけたら、この刻みパセリをちょっと落としてね。 紅蘭:ええ〜、うちパセリなんか、いらんわ。 たまき:だめっ!彩りを添えるの〜! はい、パラパラ〜・・・。 ほらっ、キレイじゃない。 紅蘭:・・・もう、そんなん別にええのに〜。 たまき:じゃあ、いただきまーす。 紅蘭:いただきます。 電話:(ジリリリリン、ジリリリリン・・・) 紅蘭:ふぁふぁふぃ〜、うふふぇふぇんふぇ〜。 たまき:・・・ハイハイ、出れないのね。 も〜、物を口に入れたまま喋るなよ〜。 (ジリリ・・・カチャリ) はい、寺月と李です。 怪盗X:ナゼ、ツウホウシナイノカナ? キミタチダケガ相手デハ、コノ怪盗Xニハ役不足ナノダヨ。 フッフッフ・・・。ハーッハ(カチャリ) たまき:・・・しつこいなぁ。 紅蘭:ふぁふぁ、いふぁふふぁふぇんふぁ? たまき:そう。さっきと同じ怪盗X君から。 「なぜ通報しない、君たちでは役不足だ」だってさ。 最初のときは、イキナリ「この予告状は本物だ、警察に通報するがいい」とか 言ってたし。 イタズラにもほどがあるよ。 紅蘭:(・・・ごっくん)いきなりって・・・、 そいつ、なんでうちらが、まだ警察に電話してないのが、わかってたんやろ。 たまき:・・・え? 紅蘭:要するに「通報しろ」っていう電話やったんやろ? うちらが通報しているかどうか、わからんのに、 そんな電話を掛けて来るなんておかしいやん。 ・・・・・・わかってるんとちゃうか? たまき:ええ〜、なんで?どうやって? 紅蘭:さあな。多分、・・・なんかの方法で、うちらを監視してるんやろ。 あの予告状が本物かどうかはともかく、奴の望み通り警察に通報したろ。 ストーカーじみてて、きしょいで。 たまき:紅蘭・・・。 紅蘭:なんや? たまき:わたしなんだか、・・・怖いよぅ。 紅蘭:心配あらへん。うちがついてるがな。 ああ〜、予告状にベタベタ触ってもうたな。 これ以上指紋をつけんように、もう触らんとこうな。 たまき:うん。もう触らない。・・・触りたくない。 紅蘭:ほな、警察にはうちが電話するわ。 たまき:・・・うん。 紅蘭:ちょっと、あんまりくっつくなや〜。 たまき:だってぇ〜。・・・それじゃ、手を握ってて。 紅蘭:はいはい。もう、電話掛けにくいなぁ。 (プルルルル、プルルルル) 紅蘭:もしもし、あの、今日、怪盗Xっていう奴から妙なカードが届きましてな。 そのあと、そいつから2回程、電話が掛かってきてるんですわ。 その内容からして、どこかでうちらの様子を監視しているみたいで むっちゃ気味悪いんですわ。 イタズラやとしても度が過ぎると思うんで、ちょっと調べて欲しいと・・・ ・・・カードでっか? ええ、文面は 「来週4月〜〜〜〜、参上いたします。早々。1999/4/1 怪盗X」 最後の「怪盗X」だけが手書きで、あとは活字です。 ・・・はい、わかりました。 ここの住所は○○○○・・・です。・・・はい。・・・はい。 (チン) たまき:お巡りさん来てくれるって? 紅蘭:いや・・・。 たまき:・・・ふぇぇ(ギュウ〜) 紅蘭:いだだだだ!あほ〜、痛いがな〜!・・・結構、力あるなぁ。 お巡りさんは来ないんやけど、 今から10分以内に、怪盗X特別捜査チームというのが来るらしいで。 たまき:とくべつ・・・そうさちーむぅ? ・ ・ ・ 森田:どうも。私は怪盗Xの事件を専門に担当している、 フォックス・森田捜査官です。 そしてパートナーのダナ・菅井捜査官。 菅井:よろしく。 森田:そして、オブザーバーとして、TPC(世界平和連合)のレナさんにも、 今回の捜査に参加していただくことになりました。 彼女はTPC内部で進行中の超常現象調査隊結成計画に携わる方です。 レナ:TPCのレナです。 あとでお話をお伺いします。 たまき:寺月たまきです。皆さん、よろしくお願いします。 紅蘭:うちは李紅蘭や。よろしゅうにな。 さっそくやけど、特別捜査チームができるほど、怪盗Xって有名なんか? うちら、そんなん聞いた事もなかったんやけど。 菅井:みなさんがご存知なかったのも無理はありません。 怪盗Xに付いては、マスコミ各社の協力を得て 厳重な報道管制が敷かれています。 おもに、模倣犯の出現を防ぎ、怪盗Xの逮捕を容易にする為なんですが。 ・・・そろそろ、それも限界です。 森田:実は、我々はこれまで何度か予告状が届くたびに、 鉄壁の警備で対処してきたのですが、 幻の様に現れては犯行を重ねる賊を、いまだに逮捕できずにいるのです。 報道管制が我々の度重なる失態を隠蔽する役にしか立っていないと、 マスコミ各社はこれ以上の協力に難色を示しはじめています。 恐らく、今一度取り逃がせば、この報道管制は崩壊してしまうでしょう。 菅井:怪盗Xは、通常の犯罪者とは違います。 なにしろあいつは神出鬼没ですから・・・。 しかし、なんとしても逮捕せねばなりません。 どうかご協力お願いします。 たまき:・・・はぁ。こちらこそ。 紅蘭:(ヒソヒソ)神出鬼没やって。・・・なんかワクワクする言葉やなぁ。(笑) たまき:・・・紅蘭。 森田:怪盗Xからの予告状を見せていただけますか。 紅蘭:これですわ。それと封筒も。 うちら、最初はイタズラやと思ってたからベタベタ触ってもうて・・・。 森田:ああ、指紋ですか。結構ですよ。 ・・・ただ、後で鑑識をよこして、お2人の指紋も取らせていただきます。 それと比較すれば、もしかしたら怪盗Xの指紋が発見できるかも知れません。 もっとも、指紋を残すようなへまをやるような奴なら、こちらも楽なのですが。 ・・・ええと、カードはこれですか。 菅井:紙、書体、文体、それにサイン・・・今までのと同じね。 まだ報道管制が生きているから、ここまで似ている以上これはおそらく本物。 サインの筆跡を鑑定すれば、はっきりするわ。 鑑識に回す前にポラを撮っておきましょう。(パシャ・ベェ〜) ・・・ねえ森田。この予告の時間って。 森田:ああ、同時刻だな。これはどう言う事だろう。 ・・・どちらかがダミーなのかな? 紅蘭:なんや?なんか問題あるんですか? 森田:・・・いや、御心配なく。 それより、この予告にある「李紅蘭殿のコレクションの逸品」というのは、 特定できそうですか? 紅蘭:それはちょっと分からんなぁ。うちの部屋、逸品だらけやし。 森田:なるほど。・・・まあ、そうでしたら仕方がありません。 それは今に始まった事ではなく、今までも犯行予告の物が曖昧だったので、 建物自体を警備して犯行を防ぐ、という方法で対処しておりましたから、 今回もその線で会議にかけましょう。 ・・・奴からの電話をお取りになったのは? たまき:わたしです。 森田:声はどうでした。こう、・・・人間離れした、硬質な、男の声ではなかったですか。 たまき:ええ、そうです。・・・まるでカタカナで喋っているような。(笑) 森田:今までの事件の捜査で、奴は合成音声を使って電話をかけることを、 うちの鑑識が調べ出しています。 まず本物に間違いないですな。 菅井:それと、「監視されている」とおっしゃっていた件ですが、 どうも怪盗Xは、その時この近くにいたようです。 現在鑑識が捜査中ですが、 すぐ先の電柱からお宅の電話を盗聴していた痕跡がありました。 紅蘭:・・・そうか。うちがカードの入った封筒を持って家に入るのを見届けてから、 電話を盗聴して、なかなか通報されないのを確認したんやな。 森田:そのようですね。 警察への通報を聞き届けたのち、そこを引き払ったのでしょう。 たまき:・・・電話を盗み聞きされてたなんて、嫌だなぁ。 紅蘭:たまきの使こうとるPHSや、このあいだ買うたコードレスホンなんか、 電波垂れ流しやから、痕跡も残さずに盗聴できるんやで。 今までもそうやし、これからもや。 いつ聞かれているかわからん・・・ちゅうわけやな。 たまき:・・・怖いなぁ。知らなかったよ。 紅蘭:怖いな。それを防ぐには、コードで繋がった親機で話せばええんやけど。 ・・・それすら聞けるように、痕跡を残してまで、 怪盗Xは電話線から盗聴してたんやな。 たまき:はうう〜。 森田:それでは我々はいったん本部に戻ります。 一応、表に警官を2名置いていきますのでご安心を。 明日の朝、また来まして警備の配置などの検分をしますので、どうかよろしく。 何かありましたら、この名刺の番号までご連絡ください。 紅蘭:なんや、もう帰らはるの? 菅井:すぐに捜査会議を開きますので。 レナさんからは、何かありますか? レナ:もう少しここに残って、わたしなりに少し調べてみます。 報告書は今日中に送ります。 森田:そうですか。 では私達はこれで、失礼いたします。 たまき:・・・お疲れ様です。 紅蘭:(ヒソヒソ)・・・あの2人、なにかをうちらに隠してるな。 たまき:そう?・・・よく喋る人達だなぁ、とは思ったけど。(笑) レナ:さて、わたしは警察とは別に捜査させていただきますので、 改めてよろしくおねがいします。 紅蘭:世界平和連合って、国連みたいなもんやろ? こういう事件も管轄なん? レナ:TPC内に超常現象を調査するチームが発足する予定なんです。 今回は、そのテストケースとして、警察に協力するという形で、 怪盗Xの捜査に参加させていただいてるというわけです。 上司からは、彼等とは違う視点で、 この事件にアプローチすることを望まれているんですが・・・。 紅蘭:・・・ですが? レナ:わたしはもとは戦闘機のパイロットなんですよ。 その腕を見込まれて引き抜かれたのはいいんだけど・・・ 紅蘭:戦闘機のパイロットさんやったんか〜。 す、すごいなぁ。(キラキラ) レナ:平和になったこの世界には、もう必要なくなった技術ですけどね。 まあそんなわけで、こういう捜査とかは、実は良く分からなくて。 ・・・一体何を調べればいいのかな。 たまき:そんな、頼りないこと言わないでくださいよう。 紅蘭:そうやで、レナはん。 とりあえず、その怪盗Xについて、うちらにも教えてぇな。 なにか力になれるかも知れんし。 レナ:・・・そうね。 紅蘭さんが怪盗Xのことを知れば、予告のものが特定できないまでも、 いくらか絞り込めるかもしれないし。 絞り込めれば、それだけ犯行も防ぎやすくなるかも。 紅蘭:それはあるな。 レナ:怪盗Xは、いかなる厳重な警備も潜り抜け、 誰にも知られることなく目的を果すの。 現場を押さえた者がいないので、実際のところは分からないんだけど、 前後の状況から見て、奴は変装の名人ではないかという説が有力ね。 紅蘭:警備に引っかからない誰かに化けて侵入し、ブツを盗むんか。 レナ:そう。いくつかの事件で、同時刻に、同じ人物が2個所で目撃されてるの。 もちろん、犯行現場の近くで目撃されたほうがニセモノよ。 ・・・そんなことは、犯行後にわかってもしょうがないんだけどね。(笑) 今までに盗まれたものは、主に美術品や骨董品など。 怪盗Xに関しては、わかっているのはこんな所かな。 縄張りっていうかがあって、 本当に詳しいところまでは、警察から情報がもらえなくて・・・。 警察は、巨大な新進の司法機関でもあるTPCに対して、 ある種の警戒感を持っているみたいなの。 紅蘭:さっき、森田はんと菅井はんが「同時だ」とか、ゴニョゴニョ言っとったけど、 あれは何やろ。 レナ:・・・さあ。 紅蘭:データ不足やなぁ。 美術品や骨董品ってゆうても、うちはそんなん、持ってへんし。 たまき:とりあえず、レナさんに紅蘭の部屋を見てもらったら? 紅蘭:・・・そうやね。 レナ:うわっ。・・・かいじゅう? たまき:この中に怪盗Xが狙うようなものって、あるのかなぁ。 紅蘭:でも「コレクションの逸品」言うたら、この中のどれかやろ。 まあ、それなりに価値のあるモンはあるんやけど。 いや、ええ歳してお恥ずかしいというかやなぁ・・・ レナ:そんなことないよ。 怪獣は一種のロマンだと思う。 わたしがG機関、つまり超常現象調査隊に参加するのも、 そういうのに引かれていたからなの。 パイロット時代に何度か見たけど、UFOって本当に飛んでるし・・・。 宇宙人の乗り物かどうかは分からないけどね。 紅蘭:ホンマ? レナ:もちろん。 雲の中にはグレムリンが住んでいるって、以前先輩から聞いた事もあるし。 ・・・まあ、これはルーキーを怖がらせる冗談だと思うけど。 でも、地球は、まだまだ分からないことだらけよ。 だから怪獣だって、ネッシーや雪男と同じ未知動物みたいな、 地球の謎の象徴のような、そんな夢のある存在だと思う。 ・・・そりゃあ、実際に町を壊す怪獣がいたら大変だけど。 私達には信号弾くらいの武器しかないから。(笑) たまき:・・・ネッシーはともかく、雪男は多分いると思いますよ。(笑) 紅蘭:そうそう。きっとおとなしい奴やから、見つけてもイジメんといてな。 レナ:人が襲われたっていう話しは聞かないから、そうなんでしょうね。 それに、雪男なり怪獣なりが、ただ大きいっていうだけで危険だと思うのは、 絶対に間違っていると思うし。 たまき:そうですよね。そういう決め付けは、いけないと思います。 レナ:そうだよね♪わかってくれて嬉しい・・・。 私達、いいお友達になれそうね。 たまき:レナさんみたいな人がワン・・・じゃなくて、雪男を調査してくれるなら、安心です。 こちらこそよろしく。 紅蘭:そうやな。仲良うしてな。 レナ:うん、うん。 紅蘭:よし!そうと決まれば、 うちらとレナはんで、怪盗Xを捕まえるんや。 たまき:うちら? 紅蘭:当たり前やんか。頑張ろうな、たまき、レナはん。 たまき:ちょちょ、ちょっと・・・?お友達になるのと、それとは・・・ レナ:わたしもなんだか自信が出てきた。ガッツで頑張ろう! 怪盗Xを捕まえよう。 たまき:・・・はい。(笑) レナ:ところでその・・・、聞きにくかったんだけど、いいかな・・・。 それが良くないとか、そういうんじゃないけど、自由なんだけど、 わたしは違うし・・・。 お友達になるからには、知っておかないといけないと思って。 紅蘭:なんや、遠慮なく言うて。 レナ:会った時から、ずっとつないでるその手・・・。 あなた達って、やっぱりそういうカンケイなのかな。(笑) たまき:・・・へ? 紅蘭:・・・はっ!?・・・ちゃ、ちゃいます〜!! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 うわ〜、誤解されてしまった。(笑) 事情をお話したら、レナさんはすぐにわかってくれたけど。 いやいや、そんなことより怪盗Xです。 来週にはうちに来るらしいし、一体どうしたらいいんでしょう。 はぁ〜〜〜〜。 これじゃあ、せっかくの春休みなのに何処にも行けない。(笑) しくしく。 ・・・おやすみなさい。 |